太陽観測衛星SDOがとらえた2022年11月の太陽 | アストロピクス

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太陽観測衛星SDOがとらえた2022年11月の太陽

この映像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOが太陽をとらえたものです。太陽の表面(光球)の上には「彩層」と呼ばれる大気層があり、さらにその上に「コロナ」と呼ばれる上層大気が広がっています。この映像は、SDOの観測装置の1つ「AIA(Atmospheric Imaging Assembly)」によって波長30.4nmの極端紫外線で撮影されたもので、彩層とコロナの間の遷移層が見えています。

映像はSDOが2022年11月1日〜30日に撮影した画像をつなげたタイムラプス映像です。各画像は数分〜10分程度おきに撮影されており(大幅に欠けている部分もあります)、1か月分の太陽のようすが2分47秒の映像になっています。太陽の縁の部分でときおり噴き上がるプロミネンスなど、さまざまな現象が発生しています。

こちらの画像は、映像の元になったSDOの画像の1枚です。太陽の縁でプロミネンスが噴出しているのが映っています。このときのプロミネンスのクローズアップ映像はこちら(「太陽観測衛星SDOがとらえた2022年11月18日のプロミネンス」)をご覧ください。

Courtesy of NASA/SDO and the AIA, EVE, and HMI science teams. 動画制作:岡本典明

(参照)SDO