ボイジャー2号がとらえた天王星の衛星ウンブリエル | アストロピクス

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ボイジャー2号がとらえた天王星の衛星ウンブリエル

NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー2号が撮影した天王星の衛星ウンブリエル。55万7000kmの距離から撮影された画像です。ボイジャー2号は1986年1月24日に天王星に最接近し、天王星とその衛星の観測を行いました。

アリエルは赤道半径584.7kmで、地球の月の3分の1ほどの大きさです。上の画像のウンブリエルの右上側、昼夜の境界付近には、中央に明るい点が見られるクレーターがあります。このクレーターは直径110kmほど。また画像の一番上には、直径140kmほどの明るいリングが見られます。原因は分かっていませんが、クレーターに関連した霜の堆積物である可能性があると見られています。

ウンブリエルは、イギリスの天文学者ウィリアム・ラッセルによって、1851年10月24日に発見されました。天王星の衛星は、ウィリアム・シェークスピアとアレクサンダー・ポープの作品に登場するキャラクターにちなんで名付けられています。ウンブリエルはポープの『髪盗人』に登場するキャラクターにちなんで名付けられました。

Image Credit: NASA/JPL

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA00040