ボイジャー2号が最接近11日前に撮影した海王星 | アストロピクス

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ボイジャー2号が最接近11日前に撮影した海王星

この画像に映っているのは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星探査機ボイジャー2号がとらえた海王星です。

ボイジャー2号は1989年8月25日に海王星に最接近しました。画像はその11日前の8月14日に、約1480万kmの距離から撮影されたものです。

海王星の右側に「大暗斑」と呼ばれる暗い渦模様が見えています。大暗斑の左側と左下側に白い雲が浮かんでいるのが映っています。これは明るい雲と比べ、海王星の大暗斑が大気中で低い位置にあることを示す最初の証拠となりました。白い雲は数か月間、その付近にとどまっていました。

赤道と平行な方向に全球的に縞模様があるのも映し出されています。

Image Credit: NASA/JPL

(参照)Planetary Photojournal