2本の腕が巻き付く渦巻銀河UGC 11105 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

2本の腕が巻き付く渦巻銀河UGC 11105 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河UGC 11105です。UGC 11105は、ヘラクレス座の方向、約1億1000万光年の距離にあります。

UGC 11105では、中央のバルジから、2本の渦状腕がきつく巻き付くように螺旋状に伸びています。前景にたくさんある明るい星は十字に伸びる光のすじを伴っています。この光のすじは「回折スパイク」と呼ばれ、望遠鏡の構造に由来するものです。

UGC 11105のみかけの明るさは約13.6等。人間の肉眼では約6等の明るさの天体までしか見ることができません。しかしハッブル宇宙望遠鏡は、みかけの明るさが31等の天体まで検出することができます。

画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2024年1月29日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, R. J. Foley (UC Santa Cruz)

(参照)ESA/Hubble