木星の大赤斑のそばに映る、3つの小白斑が合体してできた白斑

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた木星表面のようすです。木星の縁の近くに大赤斑が見え、その右下に「オーバルBA」と呼ばれる白斑(白っぽい楕円模様)が映っています。

オーバルBAは、2000年に3つの小さな白斑が合体してできました。オーバルBAの周囲の乱流のようすや、オーバルBAの形は、短期間のうちに大きく変化しました。さらにこの画像が撮影される前の数か月の間に、赤みがかった色から白っぽい色へと変化してきました。

ジュノー探査機は、53日間で木星を1周する軌道をまわっています。木星に最も近づくときは雲頂から5000kmほど、遠ざかるときは800万kmほどになります。上の画像は、ジュノーが17回目の最接近を行なった2018年12月21日に得られたものです。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。

この画像は“市民科学者”のGerald Eichstädt氏とSeán Doran氏がジュノーカムのデータをもとに作成したものです。元の画像が撮影されたとき、ジュノー探査機は木星の南半球、雲頂から3万8300km~5万5500kmの距離のところに位置していました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstadt/Sean Doran

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA22942