画像には土星のリングと2つの衛星が映し出されています。土星探査機カッシーニが2012年3月12日に撮影した画像です。明るく小さな衛星はエンケラドス(直径504km)、リングの向こう側にある暗く大きな衛星はタイタン(直径5150km)です。
タイタンは分厚い大気におおわれ、表面にはメタンやエタンの湖が存在しています。一方のエンケラドスは表面をおおう氷の下に海があり、海底には熱水鉱床があるとみられています。どちらも生命の存在が取りざたされる天体です。
画像の撮影時、カッシーニ探査機はエンケラドスから約100万kmの距離に位置していました。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute