ハッブルがとらえた、きりん座の渦巻銀河IC 391

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河IC 391。きりん座の方向、8000万光年の距離にあります。多くの星が集まるこのような銀河は不変のようにも見えますが、星たちは常に移動し、進化しています。変化のようすをとらえることは難しいのですが、ときに「超新星」という突発的に明るい天体が出現することがあります。

IC 391では、2001年1月3日に超新星が発見され「SN 2001B」と名付けられました。これは大質量星が一生の最期に起こす「Ib型超新星爆発」でした。

画像は2011年1月31日にリリースされたもので、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。ハッブル宇宙望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、青フィルターの画像を青、緑フィルターの画像を緑、近赤外フィルターの画像を赤に割り当てて色合成して作られました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble