土星に落ちるリングの影が作る縞模様 | アストロピクス

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土星に落ちるリングの影が作る縞模様

土星のリングによって作られた多くの細い影が土星の北半球に落ちています。暗い影の部分はリング粒子の密度が高く太陽光が遮られている領域です。リングの密度によってさまざまな明るさに見えています。土星探査機カッシーニが撮影した画像です。

土星の右上が暗くなっているのは、高密度のBリングの影が落ちているからです。下側の多数の線状の影はCリングによるものです。BリングとCリングの境界がはっきりと分かります。土星のリングの区分については過去記事「土星のリング」をご覧ください。

画像下には衛星ミマスが映っています。表面のクレーターも映っています。

画像は2005年1月18日に撮影されました。画像の撮影時、カッシーニ探査機は土星から140万kmの距離に位置していました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal