笑う太陽!? 観測衛星が撮影 高解像度動画バージョン | アストロピクス

笑う太陽!? 観測衛星が撮影 高解像度動画バージョン

アストロピクスでは以前、微笑む顔のようにみえる太陽の画像を掲載したことがあります。この動画は、そのときに紹介した画像に前後の画像を加えてタイムラプス映像にしたものです。

動画の元になった画像は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星SDOがとらえたものです。2022年10月24日から30日までの7日間に撮影された画像をつなげました。

太陽の表面(光球)の上には「彩層」と呼ばれる大気の層があり、さらにその上空に「コロナ」と呼ばれる上層大気が広がっています。画像は19.3nmの極端紫外線で撮影されており、コロナが映っています。19.3nmの波長では、温度が約100万度の領域が映し出されます。

なお暗い部分は「コロナホール」と呼ばれる、温度や密度が低い領域です。コロナホールが目や口のようになり笑った顔のように見えています。

Image Credit: Solar Dynamics Observatory, NASA; 動画制作: Noriaki Okamoto

(参照)SDO