スターダスト探査機がとらえた小惑星アンネフランク | アストロピクス

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スターダスト探査機がとらえた小惑星アンネフランク

NASAの彗星探査機スターダストが、2002年11月2日に撮影した小惑星アンネフランク(5535 Annefrank)。

スターダスト探査機の主な目的は、ヴィルト第2彗星を探査し、また彗星の塵を採取して地球へ持ち帰ることでした。ヴィルト第2彗星への接近は2004年1月に行われましたが、その予行演習として、画像に映るアンネフランクへの接近が2002年11月に行われました。そのときスターダスト探査機は、アンネフランクに約3100kmまで接近しました。

アンネフランクは小惑星帯にある小惑星で、太陽からの平均距離は2.21天文単位です(1天文単位は太陽〜地球間に相当する距離)。スターダスト探査機の観測により、アンネフランクの大きさは6.6×5.0×3.4kmで、地上からの観測で推定されていた大きさの2倍ほどであることが判明しました。表面には数百m程度のサイズのクレーターがいくつか見られました。

なおスターダスト探査機は、2006年1月にサンプルを地球に持ち帰ることに成功しました。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)Planetary Photojournal