太陽観測衛星が見た2022年10月25日の日食

2022年10月25日、ヨーロッパやアフリカ北部、中東、インドなどで部分日食が観測されました。上の画像はその日食の際に太陽観測衛星「ひので」がとらえた日食のようすです。地上からは部分日食でしたが、「ひので」からは金環日食が見られました。

こちらは「ひので」が撮影した画像をつなげて動画にしたものです。途中で冒頭の画像の場面も出てきます。

「ひので」は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所と国立天文台が、NASA(アメリカ航空宇宙局)などとの国際協力のもとで進めるプロジェクトです。

こちらはESA(ヨーロッパ宇宙機関)の衛星Proba-2がとらえた部分日食の映像です。

地上から日食を見ると、月が太陽の手前を通過するのは一度だけです。「ひので」もProba-2も約100分で地球を1周しているため、日食が複数回観測されました。

Credits:
ひので: JAXA/NASA/Smithsonian Astrophysical Observatory
Proba-2: ESA/ROB

(参照)NASAESA