赤外線でとらえた渦巻銀河M81 | アストロピクス

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赤外線でとらえた渦巻銀河M81

スピッツァー宇宙望遠鏡が赤外線でとらえた渦巻銀河M81。赤外線の4つの波長で撮った画像を、青、緑、黄、赤に割り当てて色合成して作られた疑似カラー画像です。M81は、おおぐま座の方向、1200万光年の距離にあります。

青白く見えるところは、「バルジ」と呼ばれる銀河中央部の膨らんだ部分です。バルジには古い星がたくさんある一方で、塵はほとんどありません。バルジから伸びる渦状腕では、周囲の星からの紫外線や可視光によって温められた塵が放射した赤外線がとらえられています。渦状腕にみられる、明るい小さな塊状の部分では巨大な星が形成されています。

スピッツァー宇宙望遠鏡は、2003年8月25日に打ち上げられました。上のM81の画像は、12月18日に最初にリリースされた画像の1枚です。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/S. Willner (Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics)

http://www.spitzer.caltech.edu/images/1072-ssc2003-06c1-Spiral-Galaxy-Messier-81