オシリス・レックス、サンプル採取の最終リハーサルに成功!

小惑星ベンヌからのサンプル採取を目指すNASA(アメリカ航空宇宙局)の小惑星探査機オシリス・レックス。2020年8月11日、オシリス・レックスはサンプル採取に向けた最終リハーサルに成功しました。

上の映像はその際に撮影されたもので、高度約128mから約44mまでの13分半に撮影された画像をつなげたものです。

高度約44mから撮影された画像

サンプル採取の最初のリハーサルは2020年4月14日に行われていました。2回目となる今回のリハーサルでは、オシリス・レックスはサンプル採取地点「Nightingale(ナイチンゲール、「サヨナキドリ」の意)」上空の高度約40mまで近づきました。

今回のリハーサルでは、サンプル採取のためのアーム(TAGSAM、Touch-And-Go Sample Acquisition Mechanism)を、折り畳まれた状態から展開して所定の配置にすることにも成功しました。冒頭の映像にもTAGSAMが映っています。

サンプル採取時と同様、いくつかの装置による画像撮影や分光観測なども行われました。また探査機に害を及ぼしうる領域を示したハザードマップも今回のリハーサルで初めて使用されました。

ベンヌは現在、地球から約2億8800万kmの距離にあり、通信には約16分かかります。そのためリハーサルの全工程は自律的に行われました。実際のサンプル採取も同じように行われます。

オシリス・レックスによるサンプル採取は10月20日に予定されています。TAGSAMの先端をベンヌの表面に数秒間接地させ、窒素を噴射して巻き上がった表面の物質を採取します。オシリス・レックスは2023年9月24日に地球へ帰還する予定です。

Image Credit: NASA/Goddard/University of Arizona

(参照)NASAOSIRIS-REx Mission