ISSから見たニューカレドニアのラグーン | アストロピクス

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ISSから見たニューカレドニアのラグーン

この写真は、太平洋南西部上空のISS(国際宇宙ステーション)からニューカレドニアの南海岸をとらえたものです。2020年9月9日に撮影され、NASA Earth Observatoryで2022年5月29日の「Image of the Day(今日の1枚)」として紹介されました。

明るい青色のラグーンと、濃い青の太平洋とが珊瑚礁によって分けられているのが映っています。高地から流れ込んだ土砂が、ラグーンの一部を褐色に染めています。

ニューカレドニアは、オーストラリアの東約1300kmにあります。ニューカレドニア島(グランドテール)とその他の小さな島々からなるフランスの海外領です。

ニューカレドニアの島々を取り巻く珊瑚礁の長さは、合計で1600kmにも及びます。NASA Earth Observatoryによれば、推定9300種の海洋生物と約500種のサンゴが生息しているとのこと。ラグーンではサメなどの捕食者や海鳥の営巣、マングローブなどもみられ、生物多様性が保たれています。2008年には世界遺産に登録されました。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)NASA Earth ObservatoryGateway to Astronaut Photography of Earth