国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年5月撮影) | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

国際宇宙ステーションから見た「サハラの目」(2023年5月撮影)

これらの画像は、高度約400kmで地球を周回するISS(国際宇宙ステーション)から撮影したものです。アフリカ大陸のサハラ砂漠にある「リシャット構造」と呼ばれる地形が映っています。1枚目は2023年5月3日、2枚目は5月21日に撮影さました。

モーリタニアにあるリシャット構造は、「サハラの目」や「アフリカの目」などとも呼ばれます。直径40〜50kmほどあり、宇宙からでも目立つことから、ISSからの定番の撮影スポットの1つとなっています。宇宙から撮影されたリシャット構造の写真は、これまでアストロピクスでも何度も紹介してきました。一見すると、リシャット構造は衝突クレーターのようにみえます。しかし実際は、隆起した地形が風や水で侵食された結果できたと考えられています。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)