火星にはフォボスとダイモスという二つの小さな衛星があります。上は、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが、2008年3月23日に6800km離れたところからとらえた衛星フォボスの画像です。フォボスはいびつな形をしており、大きさは26×22×18kmです。火星の中心から9376kmのところを約7時間40分で公転しています。
この画像で、フォボスの右側に見える大きなくぼみは「スティクニー・クレーター」と呼ばれています。直径9kmもあり、フォボス全体の大きさに対して非常に大きなクレーターです。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona