土星の衛星ディオーネの向こう側を通過する衛星テティス | アストロピクス

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土星の衛星ディオーネの向こう側を通過する衛星テティス

これらの画像は土星探査機カッシーニがとらえたもので、土星の衛星テティスが衛星ディオーネの向こう側を通過していく場面が映っています。3枚の画像はそれぞれ約1分間隔で撮影されました。探査機が撮影した生画像(raw image)よりコントラストが強調され、1.5倍に拡大されています。

ディオーネの直径は1123km、テティスの直径は1062kmで似たような大きさの衛星です。奥のテティスには巨大なオデュッセウス・クレーターが見えています。画像の撮影時、カッシーニ探査機はテティスから260万km、ディオーネから220万kmの距離に位置していました。

こちらは冒頭の3枚以外の場面も含めて、カッシーニ探査機の生画像をつなげて動画にしたものです。このような観測は、衛星の軌道をより深く理解することにつながります。

一連の画像は2009年11月28日に撮影されました。

Image Credit: NASA/JPL/Space Science Institute

(参照)Planetary Photojournal