NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査車オポチュニティは、2004年1月25日に火星のメリディアニ平原に着陸しました。オポチュニティを格納した着陸機をエアバッグで保護して、火星表面でバウンドさせながら着陸するという方法が採用されました。これは1997年に着陸したマーズ・パスファインダーや、オポチュニティに先立って2004年1月4日に着陸した探査車スピリットと同様の着陸方法でした。
オポチュニティは1月31日に、着陸機から火星の大地へ踏み出したことが確認されました。上の画像は、オポチュニティの後方ハザードカメラで、1mほど離れたところにある着陸機を撮影したものです。着陸機の下にはエアバッグも見えています。また画像の左右にはオポチュニティの車輪も映っており、火星の地表には車輪の跡がくっきりと刻まれています。
Image Credit: NASA/JPL