おとめ座の渦巻銀河NGC 4941 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影 | アストロピクス

おとめ座の渦巻銀河NGC 4941 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

この画像はハッブル宇宙望遠鏡がとらえたもので、おとめ座の渦巻銀河NGC 4941が映っています。NGC 4941は、地球から約6700万光年の距離にあります。天文学的に見ればこの銀河は地球から近いところにあるため、ハッブル宇宙望遠鏡によってその姿を詳細にとらえることができます。

画像を見ると、NGC 4941の中心部が明るく球状に輝いており、その周りを金色の円盤が取り巻いています。さらにその外側を渦状腕が渦巻いています。渦状腕には青色やピンク色の小さな星団が散在しており、暗赤色の塵の帯も見られます。塵の帯の一部は銀河の中心部まで達しています。

画像はハッブル望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2025年3月31日に公開されました。

(参考)「ハッブル今週の1枚」記事一覧

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, D. Thilker

(参照)ESA/Hubble