ハッブルがとらえた小マゼラン銀河の散開星団NGC 330 | アストロピクス

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ハッブルがとらえた小マゼラン銀河の散開星団NGC 330

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、小マゼラン銀河にある散開星団NGC 330です。きょしちょう座の方向、18万光年の距離にあります。画面全体に多くの星が散らばっているのが映っています。

星団にある星はガスと塵からなる1つの星雲から形成されるため、全ての星がほぼ同じ年齢です。星の形成や進化について研究する上で、このような星団は天然の実験室といえるような存在です。

画像はハッブル宇宙望遠鏡のWFC3(広視野カメラ3)で撮影されました。なお多くの星のまわりにみられる十字形の光の筋(回折スパイク)は、副鏡を支える構造が原因で生じたものです。

画像は、2021年6月28日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Kalirai, A. Milone

(参照)ESA/Hubble