ハッブルが撮影した「炉」の中の銀河

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた渦巻銀河NGC 1385です。NGC 1385は、ろ座の方向、6800万光年の距離にあります。画像はハッブル宇宙望遠鏡に搭載されている広視野カメラ3(WFC3)で撮影されました。WFC3は、スペースシャトルによる2009年の改修ミッションで設置された観測装置です。

星座の名前は動物や古代の神にまつわるものが多いのですが、NGC 1385が位置する「ろ座」はそうではありません。「ろ」は「炉」のことです。この星座は、18世紀のフランスの天文学者ラカイユによって「Fornax(ラテン語で「炉」の意)」と名付けられました。ラカイユは、現在の88星座のうち14の星座を命名しました。それらの中には「Antlia(ポンプ座)」「Norma(じょうぎ座)」「Telescopium(ぼうえんきょう座」など、科学機器にちなんだものがあります。

画像は2021年8月16日にリリースされたハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, J. Lee and the PHANGS-HST Team

(参照)ESA/Hubble