「サハラの目」の詳細画像 〜 ISSからの写真をモザイク合成して作られた | アストロピクス

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「サハラの目」の詳細画像 〜 ISSからの写真をモザイク合成して作られた

この画像はISS(国際宇宙ステーション)から撮影された「リシャット構造」と呼ばれる地形です。アフリカのモーリタニアにあります。サハラ砂漠にあることから「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれます。

リシャット構造については、ISSから撮影される定番スポットの一つとして、アストロピクスでも何度か紹介してきました。これまで紹介してきた写真と異なるのは、上の画像が複数の写真をモザイク合成して作られているところです。上の画像は、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)のトマ・ペスケ飛行士が、高度約400kmから1150mmレンズを使って撮影した複数の写真から作成されました。

なおペスケ飛行士は現在ISSに長期滞在していますが、写真が撮影されたのは最近のことではなく、ペスケ飛行士にとって1回目のISS長期滞在だった2017年4月です。

上で紹介した画像は解像度を落としてありますが、ESAが公開したオリジナル画像は8000×7262ピクセルあります。なお参照先のESAのページでは、ピンチイン・アウトやマウスを使ってブラウザ上で画像を拡大・縮小できますので興味のある方はご覧ください。

Image Credit: NASA–T. Pesquet

(参照)ESA