ペルセウス座銀河団の中心部にある楕円銀河NGC 1270 ジェミニ北望遠鏡が撮影

この画像には、地球から約2億4000万光年離れたところにあるペルセウス座銀河団の中心領域が映っています。中央に見えているのは楕円銀河NGC 1270です。ハワイ島のマウナケア山頂付近にあるジェミニ北望遠鏡の多天体分光装置GMOSで撮影されました。

ペルセウス銀河団のような銀河団は宇宙にいくつも存在しています。その事実は、ダークマター(暗黒物質)という正体不明の謎の物質の存在を示唆しています。ダークマターのような重力を及ぼす物質がなければ、銀河は密集するのではなく、宇宙全体にほぼ均等に広がるだろうと見られています。

画像はNSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から2024年10月21日に公開されました。

Image Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/
Image Processing: J. Miller & M. Rodriguez (International Gemini Observatory/NSF NOIRLab), T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF NOIRLab), M. Zamani (NSF NOIRLab)
Acknowledgements: PI: Jisu Kang (Seoul National University)

(参照)NOIRLab