「ミーアキャット」が電波でとらえた銀河系中心の最新画像

南アフリカにある電波望遠鏡ミーアキャット(MeerKAT)で鮮明にとらえた銀河系中心部の最新画像が公開されました。色は明るい電波放射を示しており、弱い電波放射はグレースケールで示されています。南アフリカ電波天文台(SARAO)が2022年1月26日に公開しました。

天の川銀河の中心には太陽の400万倍の質量をもつ超巨大ブラックホールが存在しています。そのブラックホールの周辺にある、アウトバーストする星や星形成領域など、さまざまな天体や現象からの電波放射がとらえられています。また多くのフィラメント状の構造が見られます。MeerKATの観測では、これまで知られていたよりもたくさんのフィラメントが発見されました。

こちらはほぼ完全な球形をした超新星残骸です。コンパクトな電波源もたくさん見えていますが、それらは銀河系からはるか彼方にある銀河の中心にある超巨大ブラックホールです。画像右側に、尾を引いている電波源が映っています。これは銀河系内を高速で移動している天体かもしれません。

こちらは銀河系中心にある超巨大ブラックホール「いて座A*」周辺の様子をとらえたものです。いて座A*は中央下の明るい領域内にあります。また「電波アーク」と呼ばれる構造が、画面を横切るように見えています。

画像中央に見えるのは超新星残骸G359.1-0.5。その左側には、超新星爆発によって形成され放出された可能性のあるパルサーが映っています。また画面右上に見られる細長い構造は「ヘビ(the Snake)」と呼ばれる、最も長く最も有名な電波フィラメントの一つです。

Image Credit: Credit: I. Heywood, SARAO

(参照)SARAO