火星ヘリコプター、3回目の飛行で最高速度2m/秒での長距離移動に成功 | アストロピクス

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火星ヘリコプター、3回目の飛行で最高速度2m/秒での長距離移動に成功

火星ヘリコプター「インジェニュイティ」の3回目の飛行が2021年4月25日に行われました。離陸したのは日本時間17時31分(火星の現地時間では12時33分)で、2回目の飛行と同じ高度5mまで上昇しました。その後50mの距離を最高速度2m/秒で飛行しました。飛行時間は80秒に及びました。

画像はその際に撮影されたものです。インジェニュイティの離陸場所からおよそ64m離れた場所にいる火星探査車パーサヴィアランスのカメラ(Navcam)で撮影されました。小さくて見つけづらいですが、画像中央右上に飛行中のインジェニュイティが映っています。

こちらの映像は、パーサヴィアランスのMastcam-Zカメラで撮影されたものです(Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU/MSSS)。画面左下にいるインジェニュイティが上昇して右方向へ移動していき、いったん画面から外れて見えなくなった後で、右側から再び画面内に入ってきて左へ移動していき、元いた場所に着陸する様子が映し出されています。

この画像は、インジェニュイティのナビゲーションカメラで撮影されたものです。火星の地表にヘリコプターの影が落ちているのが映っています。3回目の今回の飛行では、ナビゲーションカメラで撮影した画像のオンボード処理も試験されました。

ヘリコプターチームは、数日後に予定されている4回目の飛行に向けた準備を進めているとのことです。

Image Credit: NASA/JPL-Caltech

(参照)JPL