NASA(アメリカ航空宇宙局)の金星探査機マゼランのデータをもとに作られた金星表面の立体画像。奥に見えるのは「マート山」です。マート山の北560km、高さ1.7kmの視点から見た画像になっています。
マート山は金星の赤道付近にある火山で、高さは8kmあります。手前の大地に明るく見えているのは溶岩流で、マート山の麓から数百kmにわたり伸びています。
なお、高さ方向のスケールは22.5倍も強調されています。実際の起伏はかなりなだらかです。色は、1982年に金星表面へ着陸した旧ソ連のベネラ13号、14号によって記録されたカラー画像にもとづいて付けられています。
Image Credit: NASA/JPL