米民間月着陸船「ブルーゴースト」が月面から見た日没 | アストロピクス

米民間月着陸船「ブルーゴースト」が月面から見た日没

アメリカ、ファイアフライ・エアロスペース社の月着陸機「ブルーゴースト」が、3月14日に撮影した「皆既日食」に続き、16日には沈みゆく「夕日」をとらえました。

この映像は着陸地点での日没時に、月の地平線に太陽が沈んでいく様子などをとらえたものです。いくつかのカメラアングルで撮影されたものがまとめられています。ブルーゴーストは3月2日、月面の危機の海にあるラトレイユ山付近へ軟着陸し、14日間以上(346時間)にわたり実験や観測を行いました。

こちらは映像の1場面。画像上部に明るく見えているのは地球で、地球と地平線の間に見える明るい点は金星です。

ブルーゴーストは、NASA(アメリカ航空宇宙局)のCLPS(Commercial Lunar Payload Services、商業月面輸送サービス)の一環で打ち上げられました。CLPSは、NASAが観測機器などの小型ペイロードの月面への輸送サービスを、民間企業に有償で委ねるものです。ファイアフライ・エアロスペース社は3月17日、ブルーゴーストがミッション目標を100%達成したと発表しました。

(参考)
月面から見た「日食」のタイムラプス映像 民間月着陸船が撮影
米民間月着陸船「ブルーゴースト」の月面着陸映像が公開された
「ブルーゴースト」記事一覧

Image Credit: Firefly Aerospace

(参照)Blue Ghost Mission 1: Live Updates