おおぐま座の不規則銀河NGC 2814 ハッブル望遠鏡が撮影 | アストロピクス

おおぐま座の不規則銀河NGC 2814 ハッブル望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた不規則銀河NGC 2814です。NGC 2814は、おおぐま座の方向、約8500万光年の距離に位置しています。

NGC 2814の周囲には、いくつもの遠方の銀河が小さく見えています。ただ画像をみるかぎり、NGC 2814は孤立しているようにも見えます。しかし画像に映ってはいませんが、実際には天文学的には「近い」といえる銀河が三つ存在します。地球から見て円盤が横向きの渦巻銀河NGC 2820、不規則銀河IC 2458、地球に対して円盤が正面を向いた渦巻銀河NGC 2805の三つです。四つの銀河をあわせて「Holmberg 124」と呼ばれます。

画像はハッブル望遠鏡のACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたもので、ハッブル望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」として2023年11月20日に公開されました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, C. Kilpatrick

(参照)ESA/Hubble