この画像は土星探査機カッシーニが撮影したもので、木星と衛星イオが映っています。
カッシーニ探査機は土星へ向かう途中の2000年12月に木星でフライバイを行いました。木星への最接近は12月30日で、画像はその約1か月前の12月1日に、2860万kmの距離から撮影されたものです。
木星表面には高気圧性の巨大な渦模様である「大赤斑」が見えています。左側に映るイオは火山活動が活発な天体です。地球の月と同じように、イオは常に同じ面を木星に向けています。この画像では、木星とは反対側の面が見えています。
Image Credit: NASA/JPL/University of Arizona