ジュノー探査機、木星の衛星イオへ1500kmまで再び接近 | アストロピクス

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ジュノー探査機、木星の衛星イオへ1500kmまで再び接近

2024年2月3日、NASA(アメリカ航空宇宙局)のジュノー探査機が木星の衛星イオに1500kmまで接近しました。画像は接近中に、探査機に搭載されているカメラ「ジュノーカム」でとらえたイオです。

ジュノー探査機は2023年12月30日にも、イオに1500kmまで接近しました。それまでジュノー探査機は、1万1000〜10万kmの距離からイオを観測してきましたが、この2回のフライバイでは桁違いに近い距離まで接近しました。

イオは太陽系で最も火山活動が活発な天体です。木星などの潮汐力により内部が加熱され、火山活動が起きていると考えられています。ここ2回のフライバイは、どのように火山活動が生じているのか、またイオの表面下に全球的なマグマの海が存在するのかなどについて新たな洞察を得ることを目的としています。

(参考記事)ジュノー探査機が間近からとらえた木星の衛星イオ

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS

(参照)Mission Juno