塵の帯が入り乱れたレンズ状銀河NGC 4753 ジェミニ南望遠鏡が撮影 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

塵の帯が入り乱れたレンズ状銀河NGC 4753 ジェミニ南望遠鏡が撮影

この画像に映っているのは、おとめ座の方向、約6000万光年の距離にあるレンズ状銀河NGC 4753です。画像は南米チリにあるジェミニ南望遠鏡で撮影されました。曲がりくねった塵の帯が映し出されていますが、これは13億年前に矮小銀河と合体したことを示唆しています。

NGC 4753は、ガスが豊富な矮小銀河と合体したと考えられています。矮小銀河のガスは、銀河の衝突によって引き起こされた爆発的な星形成と相まって、銀河に大量の塵を発生させました。中心からの距離に応じて速度が異なる歳差運動のため、塵が現在みられるような状態になったと考えられています。

画像は、NSF(アメリカ国立科学財団)のNOIRLab(アメリカ光学・赤外天文学研究所)から、2024年1月25日に公開されました。

Imge Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA; Image processing: J. Miller (International Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab), M. Rodriguez (International Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab), M. Zamani (NSF’s NOIRLab)

(参照)NOIRLab