国際宇宙ステーションからみた「サハラの目」(2020年7月20日撮影) | アストロピクス

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国際宇宙ステーションからみた「サハラの目」(2020年7月20日撮影)

サハラ砂漠上空のISS(国際宇宙ステーション)から撮影された写真です。写真中央やや右下に、アフリカ、モーリタニア中央部にある「リシャット構造」と呼ばれる同心円状の地形が映っています。第63次長期滞在クルーによって2020年7月20日に撮影されました。

リシャット構造は「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれる、直径40~50kmほどもある巨大な構造です。大地が隆起した後で風や水によって浸食されてできたと考えられています。ISSの宇宙飛行士が撮影することの多いスポットの1つです。アストロピクスでも以前、より望遠で撮影された「サハラの目」の写真を紹介したことがあります。

なお上の写真は色やコントラストなどを調整してあります。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

https://eol.jsc.nasa.gov/SearchPhotos/photo.pl?mission=ISS063&roll=E&frame=51798