サハラ砂漠に残る恐竜以前の衝突クレーターをISSからとらえた | アストロピクス

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サハラ砂漠に残る恐竜以前の衝突クレーターをISSからとらえた

これらはアフリカのチャド、サハラ砂漠に残る衝突クレーター「アオルンガ・クレーター」をISS(国際宇宙ステーション)からとらえた写真です。2枚目の写真には、クレーター周辺のより広範囲が映っています。どちらの写真も、2021年5月10日のほぼ同時刻に撮影されました。

アオルンガ・クレーターは、約3億7000万〜3億4500万年前にに起きた隕石衝突によってできたと見られています。3億4500万年前というと、恐竜が出現するよりもかなり前のことです。写真からも分かるように同心円状の構造をしています。1度の衝突現象によってできた3つのクレーターのうちの1つ(あとの2つのクレーターは砂に埋れている)である可能性があります。

アストロピクスでは、よりクローズアップでISSからとらえたアオルンガ・クレーター写真を紹介したこともあります。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

(参照)Gateway to Astronaut Photography of Earth(1)(2)