これらの画像は、アフリカのサハラ砂漠にある「リシャット構造」と呼ばれる同心円状の地形を、ISS(国際宇宙ステーション)から撮影したものです。2024年4月10日に撮影されました。
リシャット構造は、モーリタニア中央部にあります。直径が40〜50kmもあり、「サハラの目」「アフリカの目」などとも呼ばれます。隕石衝突によってできたクレーターのように見えるかもしれませんが、実際には隆起したのちに風や水によって侵食されてできた地形だと考えられています。
ISSやスペースシャトルなどから見ても目立つため、以前から宇宙飛行士たちがよく撮影してきた定番スポットの一つです。アストロピクスでもこれまで、ISSから撮影されたリシャット構造の写真をしばしば紹介してきました。
Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center