ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた棒渦巻銀河NGC 2500。やまねこ座の方向、約3000万光年の距離にあります。200年以上前に、イギリスの天文学者ウイリアム・ハーシェルによって発見された銀河です。
NGC 2500では活発な星形成が進行中ですが、銀河全体で星形成が進んでいるわけではありません。画像の上から右下にかけての渦状腕には青白い星の光が集まった領域があり、その他の領域に比べて星形成が活発なことが分かります。
私たちの銀河系は、アンドロメダ銀河(M31)や、さんかく座銀河(M33)など50以上の銀河とともに「局部銀河群」と呼ばれるグループを構成しています。NGC 2500も同じように、近くにあるNGC 2481やNGC 2541、NGC 2552、NGC 2537などの銀河とともに銀河群を作っています。
Image Credit: ESA/Hubble & NASA