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この画像には、NASA/ESAの太陽観測衛星SOHOが2001年3月末にとらえた太陽が映っています。太陽の表面には巨大な黒点群が見えています。黒点は、太陽表面の他の部分と比べて温度が低いため暗く見えます。太陽はおよそ11年周期で活動極大期と極小期を繰り返していますが、2000年前後は活動極大期にあたっていました。
2001年3月30日には、黒点群の面積は地球の13倍以上に達しており、当時「ここ10年で最大」と言われていました。この黒点群にともない4月2日に大規模なフレアが発生したほか、いくつものフレアやコロナ質量放出(CME)が発生しました。
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こちらは巨大な黒点群を地球の大きさと比較したものです。画像中央下にある黒い点がおよその地球の大きさです。
Image Credit: SOHO (ESA & NASA)