天の川銀河で最大の球状星団オメガ・ケンタウリ

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、球状星団オメガ・ケンタウリ(オメガ星団)の中心付近。この画像には、密集して輝く200万個ほどの星が映っています。オメガ・ケンタウリはケンタウルス座の方向、1万7300光年の距離にあります。

球状星団は数十万個の星が球状に集まってできている星団です。天の川銀河には球状星団が150個ほど見つかっています。オメガ・ケンタウリは、星団全体では1000万個ほどの星からなり、銀河系にある球状星団の中でも最大のものです。中心部には太陽の4万倍の質量を持つブラックホールが存在するのではないかと考えられています。

Image Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

(参照)Hubblesite