ハッブル望遠鏡がとらえた少数派の球状星団Ruprecht 106 | アストロピクス

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ハッブル望遠鏡がとらえた少数派の球状星団Ruprecht 106

この画像に映っているのは、ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた球状星団Ruprecht 106(ルプレヒト106)です。ケンタウルス座の方向、地球から6万9000光年ほどの距離にあります。

球状星団を構成する星は、ほぼ同じ場所で同じ時期に形成されますが、ほぼ全ての球状星団には、異なる化学組成をもつ星の集団が複数含まれていることが分かっています。この化学的な違いは、星団の他の部分とは年齢や組成が異なる星の集団によってもたらされます。ただごく一部の球状星団には、このような星の集団が存在しないものもあります。Ruprecht 106は、そのような謎めいた球状星団の1つです。

画像はハッブル宇宙望遠鏡に搭載されているACS(掃天観測用高性能カメラ)で撮影されたものです。2022年6月6日に、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」としてリリースされました。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Dotter

(参照)ESA/Hubble