ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた合体銀河NGC 6240 | アストロピクス

【Googleニュースでアストロピクスをフォローして新着記事をチェック!】

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた合体銀河NGC 6240

へびつかい座の方向、約4億光年の距離にある合体銀河NGC 6240を、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像です。NGC 6240は、2つの銀河が衝突し合体しつつある銀河です。

NGC 6240の元になった2つの銀河の合体は約3000万年前に始まりました。その結果、激しい星形成や多くの超新星爆発が発生しました。2つの銀河の合体は、数千万年から数億年で完了するとみられています。

チャンドラX線望遠鏡による観測から、NGC 6240には2つの超巨大ブラックホールが存在することが分かりました。2つのブラックホールは最終的に合体してより大きなブラックホールになると考えられています。

2008年4月、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げ(1990年4月)18周年を記念してリリースされた59枚の合体銀河の画像のうちの1枚です。

Image Credit: NASA, ESA, the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration, and A. Evans (University of Virginia, Charlottesville/NRAO/Stony Brook University)

https://hubblesite.org/contents/media/images/2008/16/2311-Image.html