1990年4月に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡は、2020年4月で打ち上げ30周年を迎えます。その間、ほぼ毎日のように宇宙の画像を撮影してきました。30周年の企画の一環として、選択した月日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像を表示できるサイトをNASA(アメリカ航空宇宙局)が公開しました。
https://imagine.gsfc.nasa.gov/hst_bday/
上のサイトでは、「SELECT MONTH」で月を、「SELECT DATE」で日を選択して「SUBMIT(送信)」ボタンを押すと、過去のその月日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像が、簡単な説明(英語)とともに表示されます。
たとえば3月26日を選択して送信すると、下のように2010年3月26日に撮影された「とも座RS星」が表示されます。
とも座RS星については、アストロピクスでも紹介済みです。興味のある方はご覧ください。
→ 「ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、とも座RS星の光のエコー」
サイトには「Select Your Birth Date(誕生日を選択して)」とあります。もちろん自分の誕生日だけでなく友達の生まれた日や、何かの記念日を入力しても構いません。興味のある方は、ぜひ試してみてください。
なおアストロピクスでは、太陽系関連記事(一部、地球の記事も含みます)について、記事内の画像の撮影日別に記事を分類しリスト化したページを公開しています。
NASAやESA(ヨーロッパ宇宙機関)の惑星探査機やハッブル宇宙望遠鏡などが撮影した、惑星や準惑星とその衛星、その他の小天体などの画像が対象です。上で紹介したページはハッブル宇宙望遠鏡が撮影した星雲や銀河が中心ですが、それとは違う画像を見ることができますので、興味のある方はぜひご覧ください。
ふろく
「nasa 誕生日に撮られた写真」「nasa誕生日 調べ方」「nasa 誕生日に撮られた写真調べ方」「nasa 誕生日に撮られた写真やり方」などのキーワードで検索をすると、NASAのサイト「Astronomy Picture of the Day(APOD)」を紹介するページがいくつもヒットします。しかしAPODでは、撮影日別に画像が掲載されているわけではありませんのでご注意ください。
画像の赤枠のところの日付を、画像の撮影日として紹介しているサイトが多々あります。この日付は撮影日ではなく、APODに画像が掲載された日付です。