ハーシェルが遠赤外線でとらえたアンドロメダ銀河 | アストロピクス

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ハーシェルが遠赤外線でとらえたアンドロメダ銀河

ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の赤外線天文衛星ハーシェルが遠赤外線で撮ったアンドロメダ銀河(M31)。アンドロメダ銀河は地球から250万光年の距離にある渦巻銀河です。

この画像では、アンドロメダ銀河にある絶対温度数十Kという非常に低温の塵が赤で示されています。銀河全体に複雑な構造が存在しており、らせん状の腕といくつかの同心円状の構造からなる星の形成領域が存在しています。星形成が起きていない暗い隙間もみえています。

この画像は、すでに数千億以上もの星を抱えるアンドロメダ銀河で、今もたくさんの星々が誕生しつつあることを示しています。

画像は70μmの波長でとらえた画像を青、100μmの画像を緑、160μmと250μmの画像を赤に割り当てて合成したものです。

Image Credit: ESA/Herschel/PACS & SPIRE Consortium, O. Krause, HSC, H. Linz

http://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Cool_Andromeda