ISSから撮影された、地球の大気越しに見える極細の月

ISS(国際宇宙ステーション)から撮影された風景。地球の地平線の上に大気の層が見え、その上に細い月が浮かんでいます。ISSの第28次長期滞在クルーによって、2011年7月31日に高度391kmから撮影された写真です。

大気の層のうち、地平線に最も近いオレンジ色の部分は対流圏です。雲ができたり雨が降ったりという気象現象は、ほとんどこの対流圏で発生します。対流圏の上の細い茶色のあたりが対流圏界面(対流圏と成層圏の境界)で、そこから上の青い部分が成層圏です。成層圏には夜光雲が浮かんでいる可能性があります。さらにその上の中間圏から熱圏、外気圏にかけて、青から黒へのグラデーションになっています。

月は下の方のごく一部だけが、地平線の下に隠れている太陽の光に照らされて明るくなっています。月の陰の部分がうっすらと見えているのは、太陽光が地球に反射し、その反射光が月を照らしている(地球照)ためだと思われます。

Image courtesy of the Earth Science and Remote Sensing Unit, NASA Johnson Space Center

https://eol.jsc.nasa.gov/SearchPhotos/photo.pl?mission=ISS028&roll=E&frame=20072

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