ジュノー探査機が2019年11月にとらえた木星の南半球 | アストロピクス

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ジュノー探査機が2019年11月にとらえた木星の南半球

NASA(アメリカ航空宇宙局)の木星探査機ジュノーがとらえた木星の南半球です。木星の南極付近にある大規模なサイクロンや、混沌と入り乱れたような雲のようすなどが映し出されています。

ジュノー探査機は、53日間で木星を1周する軌道をまわっています。木星に最も近づくときは雲頂から5000kmほど、遠ざかるときは800万kmほどになります。上の画像は2019年11月3日、ジュノーが23回目の最接近を行なった直後に得られたものです。

ジュノー探査機は木星に最接近するたびに、搭載しているジュノーカムというカメラで木星表面を撮影しています。そのデータは一般に公開され、誰でも処理することが可能です。

この画像は“市民科学者”のAli Abbasi氏が、ジュノーカムのデータをもとに作成したものです。元の画像が撮影されたとき、ジュノー探査機は木星から10万4600kmの距離のところに位置していました。

Image Credit:
Image data: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS
Image processing by AliAbbasiPov, © CC BY

https://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA23441