4台の望遠鏡と立ち昇る天の川、そして大小マゼラン銀河 | アストロピクス

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4台の望遠鏡と立ち昇る天の川、そして大小マゼラン銀河

この画像はESO(ヨーロッパ南天天文台)が「今週の1枚(Picture of the Week)」として2022年11月14日に公開したものです。ESOパラナル天文台で撮影されたもので、地上にある4台の補助望遠鏡が夜空を見上げている光景が映っています。

画像中央付近、天の川の中にケンタウルス座アルファ星、ベータ星が縦に並んで見えており、その上の方には南十字も映っています。画面右側には大マゼラン銀河と小マゼラン銀河も見えています。

地平線近くの空はほんのりと緑や赤に色づいています。これは、大気中の原子や分子がかすかに発光する「大気光」と呼ばれる現象です。

ESOのVLT(超大型望遠鏡)は、口径8.2mの四つの望遠鏡(ユニット・テレスコープ、UT)と、口径1.8mの四つの可動式補助望遠鏡(AT)で構成されています。ATはUTとともに、超大型望遠鏡干渉計(VLTI:Very Large Telescope Interferometer)として機能します。

Image Credit: ESO/Juan Carlos Muñoz Mateos

(参照)ESO