長さ100万kmの太陽のプロミネンスが上空へ噴き上がった | アストロピクス

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長さ100万kmの太陽のプロミネンスが上空へ噴き上がった

NASA(アメリカ航空宇宙局)の太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)が極端紫外線でとらえた太陽の画像です。

太陽の左下側でガスが噴き出しているように見えるものは、もともと非常に長いプロミネンス(フィラメント)でした。プロミネンスは、太陽の「コロナ」と呼ばれる上層大気に浮かぶ比較的低温のプラズマの雲です。そのプロミネンスは長さがほぼ100万km(太陽半径の約2分の1)に及んでいました。2010年12月6日、そのプロミネンスが上空へ噴き上がり画像のような状態になりました。

画像は30.4nmの波長で観測した画像に擬似的に色をつけたものです。30.4nmの波長では、5万度の領域を観測することができます。

Image Credit: Courtesy of NASA/SDO and the AIA, EVE, and HMI science teams.

(参照)SDO