次世代超大型望遠鏡の建設地で撮影された星空と天の川 | アストロピクス

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次世代超大型望遠鏡の建設地で撮影された星空と天の川

ESO(ヨーロッパ南天天文台)が建設を進めている「ELT(超大型望遠鏡)」の建設地セロ・アルマゾネス(Cerro Armazones)から見た星空の写真です。セロ・アルマゾネスは南米チリのアタカマ砂漠、標高3000m超の場所にあります。都市の光害とは縁のない地で、天の川が美しく輝いているのが映っています。

天の川の中には南十字やカリーナ星雲、ケンタウルス座α星が映っています。また画面左側には、さそり座のアンタレスのほか木星や土星も見えています。地平線近くには大マゼラン銀河と小マゼラン銀河が並んで映っています。

画像は2021年7月5日にリリースされたESOの「今週の1枚(Picture of the Week)」です。2019年7月5日に撮影されたもので、望遠鏡の建設のために山頂が掘削されています。同年12月からは基礎のコンクリートの打設が始まりました。

Image Credit: ESO/P. Horálek

(参照)ESO