アインシュタインの十字架 | アストロピクス

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アインシュタインの十字架

重力によって光が曲がる現象を「重力レンズ」といいます。重力レンズは、アインシュタインが提唱した一般相対性理論から導かれたものです。

この画像では、比較的地球に近いところに存在する銀河の重力によって、より遠方にあるクェーサーからの光が曲がり、クェーサーの像が四つに分かれてみえています。手前の銀河は4億光年、奥のクェーサーは80億光年の距離にあります。

クェーサーが上下左右に十字形になっていることから、この天体は「アインシュタイン・クロス(アインシュタインの十字架)」とも呼ばれています。

Image Credit: NASA, ESA, and STScI

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