火星のクレーターの底にある直線的な砂丘を、NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービターがとらえた画像です。このクレーターは火星の南半球、巨大なヘラス平原の西に位置するノアキス大陸にあります。
砂丘が直線的なのは、風向きの変化によると考えられています。それぞれの砂丘は隣接する砂丘と非常によく似ており、北東向きの斜面には赤みを帯びた(あるいは塵のような色の)砂丘が見られます。砂丘どうしの間には、大きな岩が点在しているのが映っています。
画像は2009年12月28日に撮影されました。