2021年12月4日の日食時に南極に落ちた月の影

2021年12月4日、南極大陸で皆既日食が見られました。日食は、太陽と地球の間に月が入り込み、月の影が地球上に落ちる時に発生する現象です。地球上に落ちた月の影の中からは、太陽が月に隠れて見えます。日食の中でも、太陽の姿が全て隠されるものを皆既日食といいます。皆既日食が起きるには、太陽と月、地球が一直線に並ぶ必要があります。

この画像は、12月4日の日食時に地球に落ちた月の影を、NOAA(アメリカ海洋大気庁)の「DSCOVR(ディスカバー)」衛星がとらえたものです。DSCOVRは第1ラグランジュ点(L1点。太陽と地球の間の、地球から約150万kmの点)から地球を観測しています。画像には南極大陸に月の影が暗く落ちているのが映っています。

次の映像は、南極から見た日食をNASA TVがライブ配信した際の映像です。太陽が次第に欠けていく様子が映っており、1時間6分50秒ごろに皆既になります(1時間7分30秒ごろまで)。

なおアストロピクスでは、2021年6月に北半球の高緯度地域で発生した金環日食時に地球に落ちた月の影を、同じくDSCOVRがとらえた画像を紹介したことがあります。

Image Credit: NASA/NOAA

(参照)EPIC : DSCOVR