北米の五大湖地域にあるハート形をしたセントクレア湖 | アストロピクス

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北米の五大湖地域にあるハート形をしたセントクレア湖

アメリカのミシガン州とカナダのオンタリオ州との国境にあるセントクレア湖を、ヨーロッパの地球観測衛星コペルニクス・センチネル2がとらえた画像です。セントクレア湖は縦横40kmほど、平均水深約3mほどの湖で、北米にある五大湖のヒューロン湖とエリー湖の間にあります。画像は2019年3月26日に撮影されました。

北の方からセントクレア湖に注ぐ川は、ヒューロン湖から流れてくるセントクレア川です。セントクレア川は湖の手前でいくつかに分岐してデルタを作っています。

画像では見づらいですが、オンタリオ州の沼沢地で始まるテムズ川が、東側から湖に注いでいます。テムズ川から流れ込んだ濁った水が、セントクレア川からの水と混ざり合って湖の南側の水の色を変えています。

セントクレア湖の水は、デトロイト川を通りエリー湖へと流れていきます。デトロイト川の北に、ミシガン州最大の都市デトロイトが映っています。

Image Credit: contains modified Copernicus Sentinel data (2019), processed by ESA, CC BY-SA 3.0 IGO

https://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2019/11/Lake_St._Clair